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ロンドンで働いてみた

Cambridge MBAを2010年夏に終了後、そのままロンドンで仕事してみています。 ここでの体験を日本で役立てられるよう、日々勉強しています。
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11.22.19:43

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  • 11/22/19:43

09.24.07:09

とりあえず

どうも卒業できたようだ。
仕事終わって家に着いたらポソっと学校からの手紙と成績証明が来ていた。

成績は誇れないので内緒。



とりあえず学位の証明があると、イギリスでの労働ビザが取りやすいので一安心。

最近は移民を減らす動きから、例え社内の海外転勤とかでも簡単にはビザが出なくなっていて、
それぞれの会社に割り当てられた枠も減少傾向なので、会社枠を使わなくていいというだけで
なんか貢献できてしまった気すらする。


卒業だからっていい気になるなよ、という意味をこめて、同級生がfacebookでこの動画を
1年ぶりに掲載してくれていた。今まさにこんな感じでヤバい。



そういえば、会社の入社式で社長に言われることなんて大抵たいしたことないと思うのだが、
今もこれだけは印象に残る。



「君らはどうせ私の言葉など覚えないと思うので、これだけ。志は高く、姿勢は低く。以上。」



あれから7年経ったけど、意外と覚えてますよ。これからも高く低くがんばります。
 

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09.03.06:40

MBA的現地就職活動③と、今後

渡航後、365日目。イギリス生活も2期目に突入。


昨晩、1年間を過ごしたケンブリッジを離れ、ロンドンに引っ越した。

ロンドンの中でもかなり街中に来てしまったので、昨日までの田舎暮らしがまるで夢の中の
できごとだったような気すらする。



前回の続きになるが、今日から、イギリスのとある建設屋で仕事を始めた。会社はヨーロッパ
でもかなり大手で、道路、ビル、石油精製施設、スタジアム、風力発電所など何でもやって
しまうところ。


もともと、前も書いた通り、アフリカなどの新マーケット&エネルギー関係という組み合わせ
で何かできないか探していたが、最終的に、担当業務は国内の鉄道関係に落ち着いた。

そういう意味では、うってつけの会社に入ったものの部門はやや外したという感じだが、こう
いうのはタイミングと縁。サラリーマンだし。


まずは入ったところで何ができるかを追求したいと思う。




今日は久々の仕事復帰の上、周りは会ったこともないイギリス人ばかりなのでそれなりに
ドキドキして出社したが、この1年、世界中から来たおっさんおばはんと肩を並べて勉強した
こともあり、夕方には慣れて、自己紹介で軽く笑いがとれるくらいにはなってきた。


また、建設屋みたいなエンジニアがメインの会社だと、ケンブリッジは本当に強い。

ケンブリッジから来ましたなんて言うと、「おー俺も20年前にいたんだ、君どこカレッジ?」
みたいな人がゴロゴロいて、かなり助かる。

入学時、ケンブリッジとオックスフォードの選択ではけっこう迷ったが、いわゆる理系といえば
ケンブリッジなので、この点も自分のキャリアと照らし合わせて、どんなネットワークを作れる
か考えて判断するべきだとは思う。



そういうのも諸々含め、この1年ケンブリッジで過ごした時間はかけがえのない財産であり、
お世話になった友人や学校には、心から感謝したいと思う。




さて、これで1年間の学生生活は終了。MBA受験にかかった時間と比べても、始まってからは
本当にあっという間だった。


ものすごく沢山の友人と会い、ものすごい量の情報を目の前にして、多少は勉強するテーマを
決めて来たつもりだったのに、結局なかなか焦点が絞れないことを日々反省する毎日だった。



ブログも書くぜと意気込んでみたものの、ロクにアップデートもできず、ためになることも書け
ない自分が情けなかったが、それでもたまに時間を割いて読んで頂いた皆様、本当にありがとう
ございました。


本来、MBAブログとしてはここでミッション終了なのだけど、いまいちだった自分の情報整理力と
発信力を反省し、もう1年続けさせて頂きたいと思っております。



もちろん仕事上、日々起こったことの詳細は書けなかったりするのだけど、いま個人的に非常に
関心の高い、日本企業のグローバル化という大きなテーマに関連して、ヨーロッパ企業から
学べるtakeawayなどをつらつらと書いていきたいと思います。

OKそうな部分は勤務先のことも書けるかと思います。



というわけでもうちょっと続きますが、今後ともご贔屓にして頂ければと思います。
 

08.22.18:13

MBA的現地就職活動②

前回、話題を増やして面白いやつになっていかなければネットワーキングで戦えない、と
書いたが、特にこの1年で知識を増やした分野と言えば、今までも何回か書いてるが、


①環境・エネルギー分野 と、
②アフリカを中心とした途上国の政治経済


だと思う。特にケンブリッジMBAではプロジェクト型プログラムの比重が高いので、①に関しては
プロジェクトの中で知識を増やすことがかなりできたと思う。


②に関しては、文献を読んだりカンファレンスに参加したりにかなりの時間を使った。ここは残念
ながらMBAプログラムで焦点があたる分野ではないのだが、日本に比べるとイギリスはアフリカ
との距離感が近く、旧植民地ということもあって、情報量がはんぱじゃない。

普通のおばさんでもアフリカにいったことあるくらい普通だし、例えばウガンダにも1000人を超す
イギリス人コミュニティーがあるという。

また、日本でアフリカ研究というと、どうしても開発援助とか慈善活動系の研究者が多くなって
しまうが、イギリスにいると、アフリカ諸国の政治経済問題、資源開発、農業問題、諸外国による
開発投資など、ビジネスで必要な分野の研究が豊富。これも同級生に教えてもらった
Chatham House(王立国際問題研究所)などの情報リソースを使ってかなり勉強した。



①②に加えて、いわゆるMBA的な普通のビジネス知識を広くカバーし(MBAということで相手が
期待するので)、ついでにFinancial Timesの週末版なんかをしっかり読んで、こっちの世界の
知識人、文化人の話題になるべく触れようと努めた。



そもそもなぜこの①②の分野に絞ったかというと、簡単な話、商社マンとしての戦闘能力を
高めるのに必要と思ったからだ。また、中東での既存エネルギービジネスというキャリアからも、
次のステップとしてこの2点は自然な帰結だ。


あんまり愛社精神が強い方ではないと思うのだが、留学させてもらっている以上、当面は同じ
会社でキャリアを積むのだし、何より会社の将来には、それなりに責任を感じる(こういうの
ってMBAの授業では、日本社会に特徴的な「会社=家」思想だと言われるのだが)。


だから、会社の進路と自分のキャリアは少なくとも当面は同一になるし、そこで頭角を現すのに
必要な知識を補うべきと思ったのだ。


幸い、①②みたいな分野はいま世間でけっこうホットなトピックであり、これを核に話ができる
と受けることも多かった。


これら話題自体が9月からの勤め先での仕事に直接つながったかというと、結果的にちょっと
違ったりもしたのだが、続きはまたこの次で。

 

 

 

08.21.18:40

MBA的現地就職活動①

この1カ月は、Individual Projectを進める一方で、MBA後の仕事に関して忙しく動いていた。


もちろん俺は社費留学生なので最終的には会社に戻るのだけど、いま会社がけっこう
面白いことを言ってくれていて、「1年くらいどこか現地の会社で働いて修業してきていいよ」
という、何ともフレキシブルなオプションが与えられているのだ。

これはまたとないチャンスで、個人的にはMBAの授業自体より重きを置いてこの1年、ある種の
就職活動をしてきた。


結果、同級生の紹介や、自分で広げたネットワークをたどって、いくつかの会社から来ていいよ
という内定をもらうことができた。

「1年後にはいなくなりますけど、いいですか?」という条件で受け入れてくれた、これら企業の
懐の深さはありがたく、また、ネットワークを広げる中で助けてくれた同級生、学校関係者、
その他セミナーやパーティーで知り合いになった人達には本当に感謝している。




MBAで、というか、いわゆる欧米的社会に1年いて衝撃を受けたのは、この「ネットワークを広
げる」という行為が、ここでは本当に大切だということだ。

そして、自分がこの努力をおろそかにしてきたことも実感した。


日本企業の場合、採用権は人事部が持っていることが多いが、こちらでは基本的に現場の
部署単位で採用をする為、日本のように3000人面接して100人採用、みたいなスタイルでは
なく、何らかのつてをたどって人事権を持っている現場の人に直接アクセスし、採ってもらう
という形になる。


だから、日本で言うコネ入社というのとはちょっと違うが、逆に言うとコネがないと、そもそも
欧米では勝負にならない。そしてそのコネは自ら作るものだ。



日本に於ける就職活動では馴染みがないが、Linkedinというオンライン履歴書交換サイト
も、ネットワーキングに於ける重要ツール。既に全世界で75百万人のユーザがいるという。
実際、俺もここ経由で同級生に人を紹介してもらったりした。



そしてもっと重要なのは、つてをたどって知り合いになれたとして、どんな話題でその人を
楽しませて、どうやってつながりを深めるかだ。

例えばパーティー会場で「ハロー」から始まって、せいぜい数分の間の中で、うまい具合に
俺ってこんなこと考えてるんだよね、興味ある?みたいなところまで持っていくには、それ
なりに話題を用意しておかなければならない。


今時、LinkedinやFacebookもあるので、人づてにたどっていけば、おそらくどんな人とでも
知り合いにはなれる(「スモール・ワールド実験」とも言われる)。

多分だけど、やろうと思えばオバマと直接つながることだって、なんとかできてしまうはずだ。
ただ問題は、俺には今オバマと話すだけの話題はないということ。

その意味で、確実にネットワークを広げていくには、自分自身が勉強して、面白い奴に成長
していかなければいけない。


この1年、自分の興味ある分野ではかなり勉強して、パーティー的なものもまあよく行った。
日本にいた時は、「パーティーって・・」とかバカにしてたが。その成果がどうだったかと
いうのは、、、ちょっと長くなるのでまた次詳しく書きます。

 

06.12.09:05

将来に対する不安と覚悟と楽観

今学期、Leadership in Actionという講座がずっと開かれていたが、これも今日が最終回。

この講座は、Dennis Stevensonというおっさんが自分の知り合いの中からイケてる経営者
などを呼んでパネルディスカッション形式で人生とか職業観とかについて語らせて、
ついでに持論を展開するという、これはこれでけっこう面白い講座。

学生からの評価も極めて高いので、身を入れて聞きたかったのだが、実はなかなか今学期
きちんと出られてなかった。

今日も今日で、最後にも関わらず、つい手が回らずに大遅刻して、最後部の席でちょっと
だけ聞くはめになったのだが、なんとなくはっとさせられることがあったので。後半10分
ちょっとしか聞いてないので、理解間違ってたらごめんなさい。




まず一つ言ってたのは、「俺は社会起業なんてものにはすごい懐疑的だぜ」というもの。
「なんでかって、そもそもなぜ営利企業では社会正義が実現できないのか?その前提
から走るってのがどうかと思う」と。

ここはすごく意見の分かれるところで、多分これだけで10時間くらい議論できると思うが、
俺も心情的にはこっち派。っていうかだからこそ営利企業で働いてるわけで、もうちょっと
営利企業で行けるところまで行きたい。きっとそこには正義があると思う。

石油が漏れたりとか、ひとたび事件があると、利益追求だからダメなんだみたいなことを
すぐ言われてしまうが、個人的には事件は営利・非営利によって起きるのではないと思う。
多分それは組織の失敗とか、方法論によって起きるもので、ゴールの間違いとは思わない。





もう一つ言われたのは、これがなんとなく響いたのだが、「お前ら、大組織の階段を上って
行ったらどこかで壁にあたるんだぜ、よく覚えとけよ」というもの。

彼的には、だから起業という選択肢をリスキーにとらえるなよ、大企業の方がリスキーだぜ
ということを言いたかった感じがするのだが、自分としては、まさに大企業で働く自分の
ことをイメージして聞いていた。


率直に言って、多分俺は今まで会社で壁にぶち当たっていない。むしろ、キャリア的に言え
ば、ものすごく順調な部類だ。仕事で失敗したことがゼロですとは言わないけど、たまたま
しびれるほどの大失敗ができる環境にいなかったのもあって、もう会社がイヤでしょうがな
いとか、もうあかん限界やと思ったことは、幸か不幸か、無い。


これを経てMBAなんてものに来させてもらって今感じるのは、一言、怖いということ。

MBAで学んでいる期間は魔法みたいなもので、「ここのこんな戦略がダメなんだ」とか、
いわば毎日夢想している。今までイキがっていたのが、下手すると余計に増幅されている。

でも、じゃあ会社に帰ったらそれが本当にできるのか?大きなことは言ってるけど、そも
そも俺は会社や国の将来をリードするだけの器なのか?お前じゃないのでは?そう
思い出すと不安は無限に出てくる。

君はほんとに何者かになれるのかね?変に勘違いしないように、自分の中で予防線張っと
いたいいんじゃないかね?そうも思う。




多分、答えが出るのはそう遠い先のことではない。これも幸か不幸か、卒業後も1年くらいは
日本に帰らないのだけど、答えは帰国して2,3年後に見えるだろう。それを受け止めるくらい
には、俺はタフなのだろうか?受け止められなくて、「ミーがおフランスにいた時は」風に
逃げてしまったりするのだろうか?それってMBAの一番ダメな末路では?


こんなことを考え出すとなんだかピーターパン症候群みたいで、そもそもこの時点でアウト
な人材だろという気もするのだが。でも、じゃあだからゴールを変えよう、ハードルを下げて
みようとかは今のところ思わない。これは単なる自分への意地だ。


今日の講師のDennisのおっさんに対して言えるのは、おう、とりあえずサンキューフォー
ユアアドバイス、まあでもこっちも人生だからそれなりにやってみるよ、ということくらい。




我事に於いて後悔せず、と宮本武蔵は死ぬ前に言ったらしい。そんなかっこいい表現が
似合うようになれるかどうかは知らないが、少なくとも心はそうありたいと思う。