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ロンドンで働いてみた

Cambridge MBAを2010年夏に終了後、そのままロンドンで仕事してみています。 ここでの体験を日本で役立てられるよう、日々勉強しています。
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09.20.02:02

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  • 09/20/02:02

06.12.09:05

将来に対する不安と覚悟と楽観

今学期、Leadership in Actionという講座がずっと開かれていたが、これも今日が最終回。

この講座は、Dennis Stevensonというおっさんが自分の知り合いの中からイケてる経営者
などを呼んでパネルディスカッション形式で人生とか職業観とかについて語らせて、
ついでに持論を展開するという、これはこれでけっこう面白い講座。

学生からの評価も極めて高いので、身を入れて聞きたかったのだが、実はなかなか今学期
きちんと出られてなかった。

今日も今日で、最後にも関わらず、つい手が回らずに大遅刻して、最後部の席でちょっと
だけ聞くはめになったのだが、なんとなくはっとさせられることがあったので。後半10分
ちょっとしか聞いてないので、理解間違ってたらごめんなさい。




まず一つ言ってたのは、「俺は社会起業なんてものにはすごい懐疑的だぜ」というもの。
「なんでかって、そもそもなぜ営利企業では社会正義が実現できないのか?その前提
から走るってのがどうかと思う」と。

ここはすごく意見の分かれるところで、多分これだけで10時間くらい議論できると思うが、
俺も心情的にはこっち派。っていうかだからこそ営利企業で働いてるわけで、もうちょっと
営利企業で行けるところまで行きたい。きっとそこには正義があると思う。

石油が漏れたりとか、ひとたび事件があると、利益追求だからダメなんだみたいなことを
すぐ言われてしまうが、個人的には事件は営利・非営利によって起きるのではないと思う。
多分それは組織の失敗とか、方法論によって起きるもので、ゴールの間違いとは思わない。





もう一つ言われたのは、これがなんとなく響いたのだが、「お前ら、大組織の階段を上って
行ったらどこかで壁にあたるんだぜ、よく覚えとけよ」というもの。

彼的には、だから起業という選択肢をリスキーにとらえるなよ、大企業の方がリスキーだぜ
ということを言いたかった感じがするのだが、自分としては、まさに大企業で働く自分の
ことをイメージして聞いていた。


率直に言って、多分俺は今まで会社で壁にぶち当たっていない。むしろ、キャリア的に言え
ば、ものすごく順調な部類だ。仕事で失敗したことがゼロですとは言わないけど、たまたま
しびれるほどの大失敗ができる環境にいなかったのもあって、もう会社がイヤでしょうがな
いとか、もうあかん限界やと思ったことは、幸か不幸か、無い。


これを経てMBAなんてものに来させてもらって今感じるのは、一言、怖いということ。

MBAで学んでいる期間は魔法みたいなもので、「ここのこんな戦略がダメなんだ」とか、
いわば毎日夢想している。今までイキがっていたのが、下手すると余計に増幅されている。

でも、じゃあ会社に帰ったらそれが本当にできるのか?大きなことは言ってるけど、そも
そも俺は会社や国の将来をリードするだけの器なのか?お前じゃないのでは?そう
思い出すと不安は無限に出てくる。

君はほんとに何者かになれるのかね?変に勘違いしないように、自分の中で予防線張っと
いたいいんじゃないかね?そうも思う。




多分、答えが出るのはそう遠い先のことではない。これも幸か不幸か、卒業後も1年くらいは
日本に帰らないのだけど、答えは帰国して2,3年後に見えるだろう。それを受け止めるくらい
には、俺はタフなのだろうか?受け止められなくて、「ミーがおフランスにいた時は」風に
逃げてしまったりするのだろうか?それってMBAの一番ダメな末路では?


こんなことを考え出すとなんだかピーターパン症候群みたいで、そもそもこの時点でアウト
な人材だろという気もするのだが。でも、じゃあだからゴールを変えよう、ハードルを下げて
みようとかは今のところ思わない。これは単なる自分への意地だ。


今日の講師のDennisのおっさんに対して言えるのは、おう、とりあえずサンキューフォー
ユアアドバイス、まあでもこっちも人生だからそれなりにやってみるよ、ということくらい。




我事に於いて後悔せず、と宮本武蔵は死ぬ前に言ったらしい。そんなかっこいい表現が
似合うようになれるかどうかは知らないが、少なくとも心はそうありたいと思う。

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