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03.01.12:16 30歳からの修学旅行 inバルセロナ |
バルセロナにあるビジネススクール、IESEで開かれていたカンファレンス、"Doing Good
Doing Well" (http://dgdw.iese.edu/)に出る為、週末をスペインで過ごしてきた。
しかし、気が付くと同じケンブリッジから総勢30名近い同級生がバルセロナに行くことに
なっており、しかもそのうち20名くらいはカンファレンスにも出ずただの旅行、という、これが
MBAでいいんかいなというお気楽なツアーに。同じ飛行機で移動、着いた空港で集合写真
を撮り出してしまうなど、ノリは完全に修学旅行。
一応自分は会議にちゃんと出たので内容を紹介すると、最近のMBAとかでの流行用語
のひとつ、Social Responsibilityを大きなテーマに、社会起業家、ベンチャーキャピタル、
行政官、学者などがそれぞれの分野での問題点、考え方などを議論し、学生の質問に
答えていくというもの。分野としては途上国開発、貧困、教育、CSR、環境、エネルギー、
これら分野への投資など。昨今ではMBA学生の就職先も金融・コンサルから、こういう
分野に多様化してきているので、学生にとっては、こういう会議に出るのは就職の為の
ネットワーク作りの意味合いも強い。
個人的には、今後の仕事で途上国への進出は避けられないので、その際に、ホスト国
側から外資がどう評価されているのか、外資は本当にその国のためになるのか、
あいつらいい仕事するなと思われるには何をアピールするべきか、等を勉強しようと
思って聞いていた。特に、最近個人的にアツいアフリカでは、外資が農地確保に走って
おり、韓国の大宇がマダガスカルで叩かれたりしてるので
(http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090321/mds0903212151007-n1.htm)、
今回たまたま出ていたアフリカ系のパネリストに話を聞けたのは有意義だった。
ケニア初のビジネススクールの学長とも話す機会があったが、本当に途上国のことを
考えたいならBBCとかCNNとかを信じるなよ、自分で見ろ、とハッパをかけられた。
また、都市化、スラム問題でも、実際に都市開発をしているネパールの社会起業
家から、「もちろんスラムは何とかしなきゃいけないんだけど、都市に出てきて人々に
情報が入るようになると、異様な出生率が下がったり、郷土病が減ったりするので、
農村で自然に暮せというのはむしろ傲慢」とコメントしていたのが印象的だった。
そんなこんなで真面目にものごとを考えたりもしたのだが、どうしても夕方になると
スペインの太陽とうまいメシ(どちらもイギリスには無い)が気になってしまい、大勢の
同級生となんだかんだけっこう遊んできた。
そして今回ついに、あのカンプノウで試合を見ることに。ちょっと長くなるのでまた明日。
無題
2010年03月01日月
傍題ですがスペインの食事はやっぱり美味いですかー?
スペイン語をほんとちょっとずつ勉強してるんで、行ってみたいですね。シエスパはしましたか?
ネパールの社会企業家の話は面白いですね。
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