![]() |
04.04.05:26 [PR] |
![]() |
09.13.07:02 ロンドンにお引っ越し |
South Kensingtonという、随分お金持ちばかり住んでいる地域です。正直、身分不相応です。
ちょっと仕事上の事情があって短期契約でも可能な物件を探していたらここしかなかった、という感じなのですが、外を歩くのはかっこいいおねえさんばかりなので、正直、ジャージで外出するのが憚られます。
しかも、部屋が2階なので、油断してるとそのおねえさん方々から見えてしまうような角度で、おちおち部屋で着替えもできません。大学生頃、渋谷の円山町に住んでた時は、井の頭線のホームから家の中も洗濯物も全て見えてしまうというプライバシーゼロの環境だったのに、当時は全く気になりませんでした。やっぱりそれなりに年をとったんでしょうか。
とりあえず最悪、裸を見られるような事態に備え、体だけは鍛えておこうかと思います。まだまだ大丈夫、なはず。
![]() |
09.03.06:40 MBA的現地就職活動③と、今後 |
渡航後、365日目。イギリス生活も2期目に突入。
昨晩、1年間を過ごしたケンブリッジを離れ、ロンドンに引っ越した。
ロンドンの中でもかなり街中に来てしまったので、昨日までの田舎暮らしがまるで夢の中の
できごとだったような気すらする。
前回の続きになるが、今日から、イギリスのとある建設屋で仕事を始めた。会社はヨーロッパ
でもかなり大手で、道路、ビル、石油精製施設、スタジアム、風力発電所など何でもやって
しまうところ。
もともと、前も書いた通り、アフリカなどの新マーケット&エネルギー関係という組み合わせ
で何かできないか探していたが、最終的に、担当業務は国内の鉄道関係に落ち着いた。
そういう意味では、うってつけの会社に入ったものの部門はやや外したという感じだが、こう
いうのはタイミングと縁。サラリーマンだし。
まずは入ったところで何ができるかを追求したいと思う。
今日は久々の仕事復帰の上、周りは会ったこともないイギリス人ばかりなのでそれなりに
ドキドキして出社したが、この1年、世界中から来たおっさんおばはんと肩を並べて勉強した
こともあり、夕方には慣れて、自己紹介で軽く笑いがとれるくらいにはなってきた。
また、建設屋みたいなエンジニアがメインの会社だと、ケンブリッジは本当に強い。
ケンブリッジから来ましたなんて言うと、「おー俺も20年前にいたんだ、君どこカレッジ?」
みたいな人がゴロゴロいて、かなり助かる。
入学時、ケンブリッジとオックスフォードの選択ではけっこう迷ったが、いわゆる理系といえば
ケンブリッジなので、この点も自分のキャリアと照らし合わせて、どんなネットワークを作れる
か考えて判断するべきだとは思う。
そういうのも諸々含め、この1年ケンブリッジで過ごした時間はかけがえのない財産であり、
お世話になった友人や学校には、心から感謝したいと思う。
さて、これで1年間の学生生活は終了。MBA受験にかかった時間と比べても、始まってからは
本当にあっという間だった。
ものすごく沢山の友人と会い、ものすごい量の情報を目の前にして、多少は勉強するテーマを
決めて来たつもりだったのに、結局なかなか焦点が絞れないことを日々反省する毎日だった。
ブログも書くぜと意気込んでみたものの、ロクにアップデートもできず、ためになることも書け
ない自分が情けなかったが、それでもたまに時間を割いて読んで頂いた皆様、本当にありがとう
ございました。
本来、MBAブログとしてはここでミッション終了なのだけど、いまいちだった自分の情報整理力と
発信力を反省し、もう1年続けさせて頂きたいと思っております。
もちろん仕事上、日々起こったことの詳細は書けなかったりするのだけど、いま個人的に非常に
関心の高い、日本企業のグローバル化という大きなテーマに関連して、ヨーロッパ企業から
学べるtakeawayなどをつらつらと書いていきたいと思います。
OKそうな部分は勤務先のことも書けるかと思います。
というわけでもうちょっと続きますが、今後ともご贔屓にして頂ければと思います。
![]() |
08.30.08:12 サッカー観戦記、セルティック、マンU |
今回の旅行の目的のもう一つは、始まったばかりのイングランドとスコットランドそれぞれの
プレミアリーグを観戦すること。
グラスゴーでは、かつて中村俊輔が在籍したセルティックの試合を、ケンブリッジへの帰りがけに
寄ったマンチェスターではマンUの試合を見る。
セルティックに関しては、そもそもスコットランドのリーグではセルティックかレンジャーズ
くらいしか強豪がいないので、この日の試合も力の差がありすぎ。相手はSt. Mirrenという
一応プレミアリーグのチームなのだけど、ボールが全然足元に収まっていない。結局4-0で
終了。
(スタジアム入口)
(試合会場へ)
(イングランドに負けず劣らず騒がしい応援)
もちろんスコットランド人サポーターの応援は激しく、それはそれで見ものなのだけど。
だいたい、プレミアリーグにいる他のチームも、InvernessとかHamiltonとか、人口
4、5万人の町のチームなので、レベルは自ずと知れている。中村俊輔という人の不幸は、
全盛期をスコットランドで過ごしたことだと思わざるを得ない。
(もうかなり前に移籍したのに、俊輔フィギュアはいまだセルティックの売店で健在。
ここで一時代を築いたことに疑いの余地はないが・・・)
日付変わってマンUの方も、この日の相手がウェストハムというプレミアでも下位のチーム
だったので、かなり横綱相撲な試合。けっこういい席がとれたので、ルーニーやスコールズ、
フレッチャーなんかの動きがよく見えて感動したりはしたのだけど。スコアは3-0。
(アップ中のマンU)
(ナニのフリーキック)
もう三十路を過ぎたけど、ワンダーボーイことオーウェンも途中出場していたのでチケット代の
もとは十分とれただろう。
(Tシャツをパンツインでプレイする背番号7オーウェン。背が低いので余計目立つ)
それにしてもすごいなと思うのは、リーグ始まったばかりの、佳境でもなんでもないこの日の
観客数が71000人。オールドトラフォードのキャパは76000人なので満員ではないのだけど、
1万人台が普通なJリーグの試合と比べると、スケールが全然違う。
(おみやげショップも今まで見たどこのスタジアムよりも大きい。会計レジが40個も)
日本代表の次期監督とか揉めてるようだけど、個人的には代表監督なんかより、Jリーグを
どう盛りたてていくかの方がよっぽど重要だと思う。
Jリーグの問題はあまりにも多すぎてここで一気には書けないが、イングランド、単純に
うらやましいなと思ってしまった。
![]() |
08.28.07:30 スコットランド、ハイランド旅行記 |
学生生活もついに最後ということで、残った期間を使って友人とスコットランド旅行に来ている。
スコットランドでもエディンバラやグラスゴーより遥か北の方、ハイランドと呼ばれる地域は、
手つかずの自然が残されていて、イギリス有数の景勝地。
同行者はウクライナ人のMBA同級生と、その友人のウクライナ人2人ということで、車内は完全
にロシア語の世界。スパシーバとハラショーくらいしか分からない。俺がしゃべると英語モード
に切り替わるのだけど、英語も俺よりずっとうまい3人なので、なんかもー、なかなかこっちの
ペースにはならない。
しかし初めてきたけど、ハイランド、これはすごい。特にGlencoeと呼ばれる切り立った山々を
抜ける地域があるのだけど、なんていうんだろう、映画で見た別の惑星みたいな感じ。
日本の山と違って木がほとんど生えておらず、草のみに覆われている。ところどころ急な崖も
あり、そこに羊が集まって草食ったりしてるのだが、あいつら足踏み外して落ちたりしないのか
なと心配になる。
山と自分たちとの距離も近いので、なんだか山から見下ろされているような気分で、人間って
小さいなと実感する。昔の人が山に神聖なものを感じたのも無理はない。
(Glencoeの山々。曇ってた上、夕方なのでだいぶ伝わりにくい)
その次はフェリーに乗ってスカイ島。ここはほんとに何もない。ただただ北海道のようなのどか
な風景が続く。天気が悪かったので残念だが、目の前にひたすら続く草原を眺めながら、1年
を振り返るのにはもってこいの場所だ。
(見渡す限りの草原に無数の牛)
そのあとはネス湖。ネッシーのネス湖なので当然それにちなんだミュージアムもあるのだが、
むしろここで素晴らしいのは、アーカート城という13世紀に作られた城の遺跡。
(奥に見えるのがネス湖)
17世紀に爆破され、そのまま放置されて廃墟になってしまっているが、それでもかなりの
部分が残っていて、塔からネス湖を眺めてまたぼうっとするのに最適。
ハイランドの首都と呼ばれるインバネスも小さくて綺麗な町だ。なんとなくケンブリッジ
に感じが似ているが、日本人どころかアジア人がほとんど歩いてない。やはりケンブリッジ
はなんだかんだ留学生(=アジア人多い)の町なんだなと改めて思う。
(インバネス市庁舎の前にあった花時計)
その後ウクライナ人同級生が急に海で寒中水泳(ちなみにこの日のハイランドは気温10度)を
始めるトラブルもあり。こいつは絵に描いたような伊達男で、女の子の関心を引くためなら勢い
でなんでもやってしまう。
(当人の名誉の為、遠景のみ)
(当人の名誉の為、後ろ姿のみ)
たまに暴走するが、人情に厚かったり意外と繊細だったりして面白いので長く付き合っている。
こういうアホ友達ができたのも今年の成果か。
ハイランド最後の町はアバディーン。ここはもともと漁港だったのが、1970年代に北海油田が
発見されて以来石油開発の拠点で、イギリスのエネルギー関係者なら一度は訪れる町。
個人的には初めての訪問だったが、スコットランド第3の町(グラスゴー、エディンバラの次)
だけあってそれなりに大きい。
ただ、ここに数年駐在しろと言われたらけっこうしんどいだろうなという印象。夜は人が歩いて
ないし、ケンブリッジと違ってレストランもロクなのがない。やはり今年1年はイギリスでも楽な
環境にいたんだなと痛感する。
とは言え、無料で入れる博物館(石油が金を運んでくるので観光収入に頼らなくてもいいのだ
と思う)とかかなり充実しており、仕事につながる部分もあるので個人的には相当勉強になった。
(博物館。企業から寄贈された模型とかだけで十分ボリュームのある展示)
ハイランドはイギリス人の会話ではしょっちゅう出てくる観光地だが、日本ではあまり一般に知ら
れてないと思う。でも、イギリスにもう来たことあるなら、ロンドンとか何回も行ってもしょうがない
し、これはおすすめ。
イギリスの風景って、どこ行っても平地ばっかりで一緒だなと思ってたが、今回完全に認識を
覆された。
ヨーロッパ旅行にありがちな、「建物が綺麗で・・」のみ、とか、どこに行っても日本人のツアーに
会ってしまう、とかいう観光に飽きた人なら、このアナザーワールドを十分楽しめると思う。ただ、
車をレンタルしないとキツいのと、多分冬はめさめさ寒いけど。でも是非一度ご検討ください。
(崖の上。こういう所だとウクライナ人カップルは本当に絵になる)
(崖の上にそびえる、アバディーン近郊のダノッター城。ここはその美しさから、映画のロケなどでよく使われるそうだ。代表的なのはメル・ギブソンの「ハムレット」など)
(最後に一応、集合写真)
![]() |
08.22.18:13 MBA的現地就職活動② |
前回、話題を増やして面白いやつになっていかなければネットワーキングで戦えない、と
書いたが、特にこの1年で知識を増やした分野と言えば、今までも何回か書いてるが、
①環境・エネルギー分野 と、
②アフリカを中心とした途上国の政治経済
だと思う。特にケンブリッジMBAではプロジェクト型プログラムの比重が高いので、①に関しては
プロジェクトの中で知識を増やすことがかなりできたと思う。
②に関しては、文献を読んだりカンファレンスに参加したりにかなりの時間を使った。ここは残念
ながらMBAプログラムで焦点があたる分野ではないのだが、日本に比べるとイギリスはアフリカ
との距離感が近く、旧植民地ということもあって、情報量がはんぱじゃない。
普通のおばさんでもアフリカにいったことあるくらい普通だし、例えばウガンダにも1000人を超す
イギリス人コミュニティーがあるという。
また、日本でアフリカ研究というと、どうしても開発援助とか慈善活動系の研究者が多くなって
しまうが、イギリスにいると、アフリカ諸国の政治経済問題、資源開発、農業問題、諸外国による
開発投資など、ビジネスで必要な分野の研究が豊富。これも同級生に教えてもらった
Chatham House(王立国際問題研究所)などの情報リソースを使ってかなり勉強した。
①②に加えて、いわゆるMBA的な普通のビジネス知識を広くカバーし(MBAということで相手が
期待するので)、ついでにFinancial Timesの週末版なんかをしっかり読んで、こっちの世界の
知識人、文化人の話題になるべく触れようと努めた。
そもそもなぜこの①②の分野に絞ったかというと、簡単な話、商社マンとしての戦闘能力を
高めるのに必要と思ったからだ。また、中東での既存エネルギービジネスというキャリアからも、
次のステップとしてこの2点は自然な帰結だ。
あんまり愛社精神が強い方ではないと思うのだが、留学させてもらっている以上、当面は同じ
会社でキャリアを積むのだし、何より会社の将来には、それなりに責任を感じる(こういうの
ってMBAの授業では、日本社会に特徴的な「会社=家」思想だと言われるのだが)。
だから、会社の進路と自分のキャリアは少なくとも当面は同一になるし、そこで頭角を現すのに
必要な知識を補うべきと思ったのだ。
幸い、①②みたいな分野はいま世間でけっこうホットなトピックであり、これを核に話ができる
と受けることも多かった。
これら話題自体が9月からの勤め先での仕事に直接つながったかというと、結果的にちょっと
違ったりもしたのだが、続きはまたこの次で。