11.22.00:52 [PR] |
06.11.07:51 最後の授業と季節の変化 |
またご無沙汰してしまった。気がつくと前回書いてから10日も経つ。
最近は、書きたいことも、なんか自分の意見を書くべきニュースも色々あるのだが。
MBAが始まって以来、ちょこちょこ種をまいていたことが、先週、今週くらいで一気に全部
開花してきている。結果、嬉しいことなんだが。もうちょっとタイミングをずらして咲かす
べく調整すべきだったなと反省。
ケンブリッジでは季節が変わり始めている。そもそもイギリスに来てから、イメージよりは
随分雨が降らなかったし、ここ最近も意識したことはなかったが、今週は毎日パラついている。
といってもイギリスの雨は日本とは違い、1日に1時間も降ればすぐ止んでしまう。だからこそ
傘もレインコートも持ってなかったりするので、突然の雨に対する態度は基本的には「我慢」
だけ。だいたい毎日濡れて帰ってきている。
今週はケンブリッジ大学全体が試験シーズンなので、街は基本的に静かだ。この雰囲気も明日
までで終わり、その後はMay Week(6月だけど)と呼ばれる各カレッジのMay Ballの1週間に
入る。
それが終わったら、もう夏。多くの学生が故郷に帰って行く。
MBAも同様で、ついに今日、最後の授業が終わった。最後受けたのは「Macro Policy Issues
in the Wake of the Global Crisis」というやたら長いタイトルの授業。一昨年の金融危機
以降の世界の対応を、新古典派経済的な政策の失敗ととらえてみんなで議論しようという内容
で、非常にトピカルで勉強になるのだが、講師の喋りが緩慢なのもあってあまり評判はよく
なかった。
個人的には、日本で慣れてるからか、別にプレゼンが下手な先生がいてもいいじゃんと思い、
きっちり出席していたのだが、結局最終回には6人しか出てこないというやや寂しい幕切れと
なった。その分濃い話ができたようにも思うので結果オーライ。がんばれ先生。
もう一つ今週受けていたのは「Entrepreneurship Venture Capital」という、スタンフォード
から来ている教授が開くベンチャーキャピタルの講座。先生の話し方で言えば、こちらも御年
60歳といった恰好の、聞き取りにくい英語の先生なのだが、「Macro・・・」の教授には申し訳
ないくらいこちらは毎回満員の授業。たしかに出てくるケーススタディだけ見ても、本当に
リアルな人間模様といった感じで、素直に面白い。
自分がベンチャーキャピタリストになることは多分なく、どうせやるなら自分で会社やってから
だと思うのだが、経営者の目線で考えた時にも非常に参考になるケースが多く、充実していた。
こんな風に授業に充実したものを感じるのも、もしかしたら「これで最後」的おまけが乗っかって
いるのかもしれないが、いやほんと、実質10か月のプログラムは本当に短いなあと思う。
さて、ちょっと休憩できたので、ここらで戻って、咲いちゃった花をどうするか考えねばならない。
次はもっと早めに書きます。
そういや明日からワールドカップ。
やなニュースも色々あるが、やっぱ祭りの前の雰囲気は格別。
- トラックバックURLはこちら