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04.20.11:41 [PR] |
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02.14.19:07 仮面パーチー |
人生30年、それなりに年をとると色々あるが、「仮面パーティー」はおそらくイギリスで
学生やってない限り一生来なかっただろう。
映画「アイズワイドシャット」で見たことくらいしかないので、正直、個人的には、偏見と
妄想たっぷりでの参加。大丈夫かオレ。そんな現場でやっていけるのか。
今回のイベントは、いま行ってるJudge Business School主催。毎年2月に行われる、
イタリア・ベニスのカーニバルを模したものだそうう。ドレスコードはタキシード+仮面。
仮面は昼間雑貨屋で買う。一番安い(3.99ポンド)のを選んでしまうあたりは島国根性
なのか。
土曜夜7時、ケンブリッジ市内のとある洋館(イギリスだからそもそも全部洋館なんだが、
この建物はまさに日本人が考える「洋館」)でパーティー開始。
カクテルレセプション、ファイヤーショー、テントの中でお茶会等、約4時間ぶっつづけで
西洋カルチャーを堪能。
学校主催のイベントなので当然映画のようなことは起きないが、それでもけっこうお腹いっぱい。
最後はこっちのパーティーでお決まりの、いわゆるディスコで締め。アジア系同級生とともに
欧米か、とぶつぶつつっこみながら、それでも一応楽しんでまいりました。
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02.10.06:13 授業の記録:「プライベートエクイティ」 |
今とっている授業の中に、プライベートエクイティ(PE)の講座がある。
実際のPEの現役パートナーが来て教鞭をとっている実践的な内容だけに、17時から
20時半といういやなスケジュールにも関わらず、教室は毎回超満員。
講義を聞いていると、PEの投資のプロセスは極めて商社でやってたことと近い(少なく
とも投資実行までは)ことがわかる。投資先候補のバリュエーション、投資実行に至る
までの諸々の契約ネゴ、デューデリジェンス、オランダにSPCを立てることで節税する
とこまで、目新しい内容は特に無い。
だけど違う。なんか、緊張感がある。
考えたが、自分の今までの仕事と決定的に違うのは、
①PEと、PEに金をつっこんでいる投資家との距離感がすごく近いこと
②だからPEは、いつも投資家のことを気にしていて、いつExitするか、どうやったら高値
で売って投資家に還元できるかを常に考えていること
だと思った。
この点、商社みたいな大企業にいると、株主のことなんてあまり気にしないし、投資先
を5年で育てて早く売って資本を有効に使おう、なんて本気で考えたことはなかった
(一応、投資リターンの計算とかはするのだけど、自分の心に響く数字ではなかった)。
むしろ目の前にいるお客さんのことを日々考え、自分たちが満足いく仕事をすることに
ベクトルが向いていたと思う。
別に、会社とは誰のものか?なんて議論をする気はない。お客さんも従業員ももちろん
大事。ただ、お客さんに気を使うように、自分たちに投資されている金にももっともっと
敬意を払うべきではないか、と思っただけ。
株主への奉仕なんてしょせん欧米人の発想さ、みたいな偏見もあったが、ちょっと
浅はかすぎたと反省。そんな甘っちょろいもんじゃないぞ、とPEのオッサンに言われて
いる気がした。
ちなみに、投資先からExitする時、一番おいしいのはIPOさせることではなく、「Strategic
Buyer」に売ること、すなわち、投資先のビジネスに戦略的意義を感じてくれるような、同業
他社に売ることだという。そういう相手は、投資先とのシナジーとかマーケットシェアとか、
金額で評価しづらいものにも喜んで金を出してくれるため、IPOなんてせちがらい現場より
よっぽど高く売れるとのこと。
なんか、こう聞いていると、むしろ商社みたいな会社はPEのカモにもなりかねないな、
とも思った。気をつけよう。
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02.08.06:18 亀田大 世界を獲る |
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2010/02/08/01.html
まあとにかくよくやったと思う。Youtubeとかで映像を拾って見た限りは完勝。
逆に前チャンピオンの動きはいまいちだった。
世界戦2回も失敗してるのに3回目を組んでもらえるということ自体、普通は無理だし、
知名度に助けられてるとも言えるが、あそこまでテレビで叩かれてそれでも腐らずに
いたのは大変だったと思う。
亀田父のブログは相変わらず誤字脱字が多すぎて好きだ。3150はおそらく「最高」
なんだろうと思う。
http://ameblo.jp/kameda3oyaji/entry-10453397774.html
同じくテレビで叩かれてた組として、朝青龍引退はちょっと残念。最後の暴行事件は事実なら
厳しい処分は仕方ないが、外野からあんなに品格品格言われる筋合いはないだろうと思う。
サッカーやって怒られてる26歳ってなんなんだろう。外国人は親方にもなれないし、あそこまで
の才能を最後は日本から追い出してしまうというあたり、日本の偏狭さを感じて仕方ない。
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02.07.06:49 トヨタ プリウス ブレーキ ハイブリッド |
一連の報道が見落としているのは、①10月のフロアマット問題と最近明らかになった
プリウスブレーキ問題は別件であるということ ②プリウス、すなわちハイブリッド
自動車のブレーキ構造はそもそもガソリン車と違うということである。
①に関しては、「ブレーキが利かない可能性がある」という結果が似ている為に混同
されてしまっているが、フロアマット問題は設計上のミスだが、プリウスはブレーキ
の構造の問題であり、これはミスではない。フロアマットのミスでもってハイブリッド
車の可能性をも一緒につぶしてしまうべきではない。
②に関してはWikipediaとかの方が詳しいので詳述しないが、ハイブリッド車は通常
のガソリン車に使っている油圧ブレーキに加えて、回生ブレーキという、減速の際の
エネルギーでモーターを動かし、電気エネルギーとして畜電池に回収するシステムを
積んでいる。要するに、ここはハイブリッド車の省エネ技術の根幹である。
今回の「プリウスブレーキ抜け」問題は、この油圧ブレーキと回生ブレーキの切り替え
のタイムラグのために起きているものだが、そもそもこのタイムラグは構造上、ある
程度は避けられない。
要はハイブリッド車の運転には通常のガソリン車より注意が必要になる。省エネで
地球に優しいからって安全性も高いというわけではない(むしろ、軽量化でボディが
薄くなってるので危険度は高いはず)。
この回生ブレーキ問題は電気自動車にもあてはまるので、これから省エネ社会を
進めていく上では、つまり運転技術を車に合わせていくことが必要ということなんだ
ろう。
よって、今回の件を変に処理してしまうと、トヨタの将来だけではなく省エネ社会の
可能性も狭めてしまうかもしれない。
記者会見で専門用語を使って「わかんねーぞ」と批判を浴びたくないのかもしれないが、
ただひたすらすいませんでしたと謝るだけでは問題は明らかにならない。しっかり論点
を整理して戦ってほしい。がんばれトヨタ。
あともうちょっとマスコミがしっかり説明するといいと思うんだけど、やっぱりあの人
たちは頼りにならないのかね。
リンク:エコカー用語「回生ブレーキとは」
http://ecocar.autoc-one.jp/word/313997/
追記:
プリウスとともに、同じ回生ブレーキを使用している車種もリコールするという。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20100207AT3D0700407022010.html
「顧客の不安解消に努める」はいいんだが、結局問題の根源はしっかり説明されて
ない。これじゃ単純な設計ミスと同じに思われてしまう。わざわざ社長が挨拶して
いる↓が、まともな説明を全くしていない。エコカーの将来危うし。
http://www.toyota.co.jp/announcement/100205.html
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02.06.05:05 年度末はコンサルタント |
MBAプログラムの一環で3月中旬~4月中旬の間、まるまる1カ月を企業向けコンサルティ
ングにあてる。
コンサルプロジェクトは11月~12月にも既にやっているが、この時はあくまで授業が終わ
ったあとの夕方&週末を使ってやるもの、かつクライアントもごくごく小規模企業だったが、
今回は授業も全てつぶし、クライアントは誰もが知ってる一流企業、しかもイギリス外での
活動も含むということで、ケンブリッジMBAの一番の山場になる。
プロジェクトのクライアントは学校が用意するもの、学生が独自にもってるものそれぞれで、
だいたい4-5人のチームでどこかのプロジェクトにアサインされることになる。
まあ、10カ月しかないMBAプログラムのうちまる1カ月をかけるということで、履歴書にも
ばっちり書けてしまうし、学生のプロジェクト選びは相当真剣。早く動き出す人は11月くら
いから自分の興味のあるクライアントにコンタクトを開始、同時にチームメンバーも募った
りするので、時に学生の中で政治的な動きも見えたりする。
自分はそこまで必死に動いていたわけではないが、親しい仲間うちでクライアントを連れて
くることに成功。ただし客にとって必ずしも自分が必要とされてるかというとそうでもなく、
興味のある同級生とともに履歴書を提出し、チームメンバーは客の好みで決めるという
容赦ないシステム。結果、運よく客の好みに合致したのか、3月からはこのクライアント
のもとで環境関連のプロジェクトを担当することになった。
環境・新エネルギーは目下、MBAで最もホットトピックで、わざわざこのための授業まで
開講されているくらい(ただ、強調されすぎで学生の間ではやや食傷ぎみ・・・)。自分は
むしろ化石燃料がバックグラウンドで、やれ二酸化炭素だピークオイルだと叩かれる側
ではあるが、エネルギーの世界の現実感を知ってる人間は少ないし、また一方で、今回
色々勉強して、いまだグズグズな新エネ的なものを、まっとうな商売に仕上げていくのも
将来の自分の使命だと思う。
そういえば今回のチームメンバーの3人はなんとたまたま全員英語ネイティブ、しかも
うち2人はいまだに何言ってるかよくわかんないイギリス人。。。もう1人のカナダ人は、
「心配するな、オレもあいつらが何言ってるか分かんないから」という。若干先が思い
やられるが、やむなし。腹をくくって乗り切ろうと思う。玉砕あるのみ。