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ロンドンで働いてみた

Cambridge MBAを2010年夏に終了後、そのままロンドンで仕事してみています。 ここでの体験を日本で役立てられるよう、日々勉強しています。
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11.21.18:06

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  • 11/21/18:06

05.20.09:32

MBAを振り返る第一弾、鼻っ柱折られる経験

イギリス渡航後258日目、今日でMBAプログラム開始からちょうど8ヶ月が経つ。
 

思えば、始まる前から言われてはいたけど、1年制のMBAプログラムは本当に
あっという間だ。ここでの生活にも慣れ、友人との交流もようやく深くなって
きた頃に、もう終わりが見えてくる。
 

実際、正式な授業はもう来週、再来週、再々週の3週間で終了予定。その後は
2週間の短期プロジェクトと、最大2ヶ月間のサマーアクティビティが控えては
いるが、その間、同級生全体と会うチャンスはもう無い。
 

そんな感傷的なシーズンでもあるが、惜別の気持ちというのは思い出や経験を
反芻するには絶好の薬だ。きっとこれからの2ヶ月くらいは、この1年弱が
自分にとってなんだったのかを振り返りながら暮らすのだろう。
 



留学って何だったのかと言うと、色々あるのだが、第一に思い浮かぶのはやはり
思いっきり鼻っ柱を折られたということ。
 

あふれかえる多国籍同級生の中で、自分はもう、しびれるくらいダメだった。

なんか俺、中東とかで何やってたんだろうと思い、日々ため息をつき、所詮
自分は会社の看板と業界英語の中で生きてたんだなということを認識させられた。
 

今までだったらそこで「よしこいつらに負けないようにするにはこことここを
伸ばして」とかなったのかもしれないが、自分でも新鮮だったのは、「もう、
あんま武器が無いのはしょうがないな、でもこの武器でもある程度戦うには
どういうポジションを占めたらいいだろう」と認識を切り替えてしまったこと。
 

別に常にまとまった意見を述べる必要も無いし、常にリーダー的ポジションに
いなければいけないわけではない。むしろ時には偏ったことを言ってみたり、
敢えて足りないところをさらけ出して助けてもらうことだって必要だ。

所詮自分にはリーダー的な器はないと思う。能力的にも性格的にも、問題
アリアリ。だからこそ、早めに自分の限界を確認した上で、自分の能力を
最大限生かしてくれるような仲間と付き合うべき。

その上で、チームに埋没しない為には、自分にとって譲れない価値観を
コアとして持ち、最低限そのコアを主張することができる程度にはチームに
貢献するべく頑張ることだと思う。

これを理解し、この環境で実践できただけでも、留学の意義は個人としては
十分あったと思う。


ただ、会社から来ている以上、個人もそうなんだけど、本来は会社にとっての
意義こそ重要で、そこはこれからよくよく振り返らなければいけない。ちょっと
長くなってきたので続きはまた。


 

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